こんにちは。染谷です。
久しぶりに取材ができたので、今回は筑波大学の元気な学生を1名
取り上げてご紹介したいと思います。
筑波大学 理工学群 社会工学類3年 高瀬章充さん(21歳)
1988年 福岡県福岡市生まれ
2004年 久留米工業高等専門学校(略称:久留米高専)入学
2009年4月 筑波大学理工学群社会工学類3年次編入
6月 学生団体Hercules入団
7月~ いがらし立青つくば市議会議員事務所でインターン
7月~ 松下政経塾へ通い始める(研修生)
12月 TNKスポーツビジネスコンテスト2009優勝
2009年4月に筑波大学に編入してから様々な活動を展開し
一気に筑波大学の活動家として有名になった高瀬くん。
12月には東京大学の起業サークルTNKが主催する
「スポーツビジネスコンテスト2009」で優勝。
今HOTな筑波大学の活動家の素顔に密着してきました。
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インタビュー
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染谷>高瀬くん、最近イケイケみたいだね。
うちの主催するT-ACT「学生がつくる就活勉強会」でも
グループディスカッションの講座とか開講してくれてありがとう。
今日は高瀬君の素顔に迫りたいと思っていますので、
よろしくお願いします。
高瀬>よろしくお願いします。
■大学編入の理由
染谷>まずは、高専を卒業して、
筑波大学に編入したいきさつを教えてもらえますか?
高瀬>自分は工学と経営学を両方学べる環境がある
社会工学類に入りたくて、筑波大学に編入しました。
高専では主に工学を学んできましたが、
4,5年次になって選択授業ではじめて
マーケティングや簿記・会計の授業を受けました。
その時、特にマーケティングの授業で行った
グループワークが楽しくて
「個人的な知識やスキル」を勉強する工学だけでなく、
「集団で成長する」経営を勉強したいと感じました。
当初は近隣にある九州大学への編入も考えましたが、
キャンパスが分断されていたため、
工学と経営の両者が同じキャンパスにあり
学際的な筑波大学の方が魅力的に映り、
筑波大学に編入を決めました。
■学生団体Herculesとの出会い
染谷>そして入学早々、ビジネススキルを磨く
サークルHerculesに入団したそうですが、
きっかけはどんなものだったんですか?
高瀬>編入生の友達に斎藤くんという人がいるのですが、
彼がそういうサークルに興味があって
「一緒に見学に行こう!」と誘ってくれたのがきっかけです。
見学してすぐに
「ここには自分にないものがいっぱいある!」と感じ、
Herculesに入ることを決めました。
染谷>高瀬君は次第に活動にのめりこんで、
11月からはHerculesの
副代表を務めるまでになったそうですが、
どうしてそんなにもHerculesの活動が好きになったんですか?
高瀬>6月にサークルの先輩である長谷川さんと一緒に
グループディスカッションの勉強会を開催したことが
きっかけです。
長谷川さんに「せっかく人に提供するものなんだから、
その人が時間を無駄にしたなぁと思わないよう、
どこまでも内容を追及して自分の最高のものを
相手に提供しないとダメだ」という趣旨のことを言われ、
その価値観に心底惚れこんだからです。
それ以降、先輩に紹介された
様々なビジネスコンテストに挑戦してきました。
染谷>そして、12月にはTNK主催のビジネスコンテストで優勝。
何が決め手だったと思いますか?
高瀬>プラン自体はそこまでクリエイティブなものでは
なかったんですが、
それを裏付ける為のデータはかなりの量を集めました。
それこそ長谷川さんが言った
「どこまでも追求して最高のものを提供する」を
徹底した成果ですね。
ちなみに優勝賞金としてもらった20万円は
お腹いっぱい焼肉を食べるのに使いました(笑
■将来やりたいこと
染谷>筑波大学に編入してグングン成長している高瀬君を
見ていると将来、どんなことをするんだろう?と
期待に胸が膨らむのですが、
将来やりたいと思っていることはありますか?
高瀬>自分は教育と産業に絡んだ仕事をしたいと思っています。
具体的には高専をつかった日本の活性化を
したいと思っています。
現在、日本の経済ではミドルマネジメント層
(課長、部長クラスの方々)のマネジメント能力や
元気が足りないと言われています。
このミドルマネジメント層に
多く人材を輩出しているのが高専です。
高専を卒業した人の多くは20歳で社会に出て働き、
最終的にミドルマネジメント層でキャリアを終えます。
彼らが教育プログラムの中で、
ビジネスやマネジメントをもっと学ぶ環境があったなら、
ミドルマネジメント層が元気になり、
会社が元気になると私は思っています。
そして、20歳で働いても良い仕事ができるようになれば、
日本の偏重した高学歴化にも歯止めがかかり、
若いうちから働く人が増え、
日本経済全体にも良い影響があるのでは、と思います。
染谷>なるほど。高専にフォーカスする利点は他にありますか?
高瀬>はい。高専は、高校や大学から独立した運営体制があり、
比較的自由に制度を変えられます。
その為、教育プログラムを変えるためのハードルが低い、
という点が挙げられます。
私は30歳くらい迄には政治家になって、
そんな制度をつくっていきたいと思っています。
■つくばへのメッセージ
染谷>最後につくば市民の皆様にメッセージを下さい。
高瀬>つくばはとっても優しい街だと思います。
人が入れ替わり立ち替わりしていく街なのに、
行動を起こそうとすると
何でも与えてくれる街だと感じました。
市もチャレンジする動きに慣容なので、動きやすいですね。
ぜひ学生の皆さんには、
つくばからもらえるものはもらうだけもらって、
色んなことにチャレンジして、
街に恩を返していってもらえればなぁと思います。
染谷>高瀬くん、本日はお忙しい中ありがとうございました!
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団体名:学生団体Hercules
結成:2006年10月
ホームページ:http://hercules-tsukuba.verse.jp/
メール:hercules.tsukuba@gmail.com
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<文責:染谷>