◆梅雨空に凛と咲くは…

こんにちは、yumiです。
じめじめした日が続くかと思えば、
いきなりからっと晴れて汗ばむ陽気になり…
梅雨の時期はお天気に振り回されてしまいますね。
私は低気圧がくると頭痛がするという
“気象病”なので、梅雨は少しニガテです…。
（※気象病とは、天気の変化によって発病、または
病状が悪化するような病気のことを言います。）
そんな憂鬱な梅雨の季節でも、ひとつだけ
私の心を弾ませてくれるのが、

そう、紫陽花です。
どんよりした雨空の下、どんよりした気分で歩いていても、
道の傍らに、雫に濡れながら咲く紫陽花は
とても美しいものです。
紫陽花について、少し調べてみました。
アジサイは、
｢ユキノシタ科アジサイ属の落葉低木。
本州の太平洋岸のあたたかい地域や、
四国に生えるガクアジサイからつくられた園芸品種。」
私たちがよく見かけるアジサイは、
セイヨウアジサイと呼ばれる改良品種なのです。

そして、私たちが花びらとして見ている部分
（写真でいう紫色の部分）は、
実は「がく」なのだそうです。
「がく」とは、花の一番外側にある、つぼみを支える部分で、
イチゴで言うとヘタにあたります。
紫陽花の「がく」は装飾花になっているようです。
紫陽花は、奈良時代には、既に植えられていたようで、
「万葉集」にも紫陽花を詠んだ歌が二首あります。
『言問はぬ木すら味狭藍 諸弟（もろと）らが 練の村戸（むらと）にあざむかえけり（大伴家持）』
『紫陽花の八重咲く如くやつ代にを いませわが背子見つつ思はむ（しのはむ）（橘諸兄）』
紫陽花の花言葉は、
「移り気」「高慢」「無情」「辛抱強い」「ひたむきな愛情」「冷淡」
などだそうで、ひんやりと、辛抱強く佇みながらも、
僅かな間に色を様々に変えてゆく紫陽花の様がよく浮かびます。
つくばでは、ちょこちょこと色んなところに咲いている紫陽花。
筑波大学内だと、体芸図書館脇などにあります。
私の中での一番は、LALAガーデンの傍にある
「secret base」というカフェがある建物沿いの紫陽花。
青から紫へのグラデーションが優美です。
紫陽花を見られるのも、あと少しの間。
低気圧に負けないで、外出したいと思います。
参考：ポプラディア、wikipedia
<文責：yumi>