街中で手ぶらで釣りを楽しもう♪「つりぼり62」

こんにちは！つくばスタイル特派員NANAOです。

ある日、ショッピングセンターの壁に「室内つりぼり」の広告を見つけました。

室内で釣り？プールみたいな感じでしょうか？

子どもたちが釣りに行きたがっていたのを思い出し、家族を誘って行ってみました！

「つりぼり62」は、TXつくば駅から徒歩5分程度で行ける、ショッピングセンター・デイズタウンにあります。

白と青を基調にした、カフェのような小さな建物。立て看板に「さかなつり」と書かれています。早速中に入ってみましょう！

小さなお店の室内中央には、奥行き2メートルほどの大きな「いけす」。のぞき込むと、透き通った水の中には小魚たちがたくさん泳いでいます。なんとその数1600匹！釣り竿や餌など必要な道具が全て用意されており、手ぶらで挑戦できるのが嬉しいですね。

店内は清潔で、こんなに魚がたくさんいるのににおいが全くしません。これなら、初心者でも気軽にお店に入れますね！

オーナーの坪松唯夫さんが、釣り方について詳しくレクチャーしてくれます。

この釣り堀にいるのは、主（ぬし）と呼ばれる大型のコイをはじめ、フナ、キンギョ、モツゴ、モロコ、タナゴなどの淡水魚10種類くらい。そのほとんどは、昔は近くの川や池で釣って佃煮にして食べたような身近な魚ばかりだそう。

最大で8人入れる釣り席には、お手製の釣り竿がセットされています。練り餌がのったお皿を一人ずつ受け取り、餌をつける方法を教えてもらいます。グルテンなどを独自にブレンドした練り餌は、おから団子のよう。

竿の持ち方、竿の振り方、糸の引き上げ方。釣り方の基本を教えてもらったら、いよいよ釣り開始です！

開始後。流石にすぐにはかかかりません。釣り糸を入れたところに魚が集まってくるのに、餌だけ取られてしまいます。あれ…と思っていると、坪松さんがそれぞれの釣り方を見て、適宜アドバイスをしてくれました。5分くらい経った頃でしょうか、みんなの竿に魚がかかり始めました！

いくら小さいとは言え、魚がかかると「グッ」と糸が引かれて釣り竿に力を感じます。ピチピチと跳ねる小魚をうまく釣り上げることができると達成感があり、子どもだけでなく大人も思わず笑顔になります。

活きがよくて、ピチピチと跳ねてバケツから脱走（！）する魚が続出したのには驚きました。

一般的な釣りで使われる「かえし」のある針は魚を傷つけてしまうので、釣り堀では「かえし」の無い「スレバリ」を使っています。そのため釣り上げると自然に針が外れることがほとんどです。うまくとれなかった時は専用の道具で坪松さんが外してくれます♪

アドバイスをもらって釣り方を変えてみたり、席を交代してみたり。夢中で釣り竿を振っているうちに、あっという間にタイムアップ！子ども達からは、「もっと釣りたかった！」「ヌシを釣りたかった！！」との声が。

こちらはみんなで釣り上げた魚です！

坪松さんに、お話を伺いました。

釣り好きが高じて「つりぼり師」となった坪松さん。

「つりぼり62」にいる魚の種類と性質。その性質に合わせた釣りのコツ。餌の選び方。清潔に保つ管理のコツ。魚に関するお話はとどまるところを知りません。水質はバクテリアで良好に保たれ、さらに水替えを頻繁に行うことで薬剤は一切使用していないとのこと。魚は健康、水はきれい、天候に左右されない。まさに、理想の釣り堀です！