～普段使いから贈り物まで～暮らしを彩る手仕事の店「azumi」

皆さん、こんにちは！TAKAKOです。

 

茨城県の焼き物といえば笠間焼。
特派員の自宅でも使っていますが、日々の食卓に手仕事で作られた器を使うと…シンプルな料理でも素敵な食卓に早変わりするので、とても重宝しています＾＾

器に限らず、職人の手仕事によって作られたものは、私たちの暮らしにそっと彩りを添えてくれるアイテムなんですね。

 

 

つくば市立春日学園義務教育学校から車で1分のところにある「azumi」は、器、木工、ガラス、布製品などを扱う手仕事の店。

普段使いの器からアクセサリー、洋服や玩具など、店主の山本いづみさんが全国からセレクトした品々には定評があり、今年でオープン15周年を迎えました。

 

 

azumiが掲げるテーマは、“自然と手のぬくもり”。

陶器をはじめ、木工玩具やリネンの洋服、革やガラスのアクセサリーなど自然素材を用いた手仕事作品は、どれもいづみさん自身が直感的に良いと感じたもの、心がホッとすると感じたものを集めたそう。

 

「作り手の内面が作品に表れるんですよ」

ぬくもりを感じる手仕事はあたたかな人柄から生まれると、実際に作り手に会うと実感するといういづみさん。

訪れたお客さんには、そうした作家の人柄をも一緒に伝えていけたらいいなと思っているそうです。

 

 

宮城県で活動する石崎寿之さんの籠作りは、山に入り自ら木に登って材料となる山ぶどうを採るところから始まるんだそう。男性が使うこともできる、より角ばったショルダータイプの籠バッグもオーダー可能で、自然素材の可能性の広さを感じました。

籠にしろ陶器にしろ、使えば使うほど味が出てくる自然素材。こちらの山ぶどうの籠は時の流れとともに飴色に変化していく様子を楽しむことができるそうですよ。

 

 

器の中には、北海道や岡山県の作家が地元の土にこだわり釉薬や陶土から製作したという作品も。

こちらの十河隆史さんの器は、生成りの布のような風合いをした粉引きの器で、シンプルなデザインの中にも力強さがあり、作り手の刻印が残された表情豊かな器です。

いづみさんいわく、白やベージュ、グレーといったシンプルな色の器は一見地味に見えますが、料理が映えて使いやすいとのこと。

 

 

笠間焼の長嶺憲幸さんのしのぎの器は、その美しさと使いやすさでファンが多く、azumiでは急須や湯呑み、コーヒーカップなどさまざまな商品を取り扱っています。

「こんなに人気が出てもお財布に優しい価格なのが嬉しいですよね」と、まるでお客さんの1人であるかのように微笑むいづみさん。以前、特派員も長嶺さんにお会いしたことがあるのですが、気さくで謙虚な人柄が印象的で素敵な作家さんでした(*^-^*)

 

 

木工製品の中で特に人気なのが、こちらの「どんぐりきのこセット」。

木製玩具メーカー「こまむぐ」のもので、トコトコと音を鳴らしながらどんぐりきのこが坂道を下っていく様子が何ともかわいい玩具です。

坂道に溝が加工されているので落ちにくく、小さな子どもはもちろん、大人まで癒やされること間違いなしです！

 

 

 

桃の節句、端午の節句を迎えるご家族へおすすめの贈り物は、小黒三郎さんの「組み木の節句人形」。

ハート型の木枠の中にパズルのように収められているお雛様のパーツを、写真のように組み立てて飾るのですが、こちらも飾りながら思わず笑顔になってしまうかわいさです。

ほかにもバラの花の衣をまとったお雛様や、金太郎が鯉のぼりを力強く掲げる「鯉のぼりシリーズ」も人気。どれも1年以上前からのオーダーが必要なので、店頭にあるのは希少なんですよ☆

 

 

「お客さんの笑顔を思い描きながら製作している作家さんと、それを受け止めるお客さんの橋渡し役でありたい」といういづみさん。

コロナ禍においても、こういうときだからこそおうち時間を楽しもうと考える人が多く、お客さんが途絶えることはなかったのだそう。そんなつくばの街で、使う人と作る人を結ぶため、これからもぬくもりある手仕事作品に囲まれて歩み続けます。

 

最後に、食卓のコーディネートに自信のない特派員が器選びに何かコツはありますか？と尋ねたところ、「好きなものを使えば自然とテイストが合ってきますよ」とのこと！これからは自信を持って好きなものを選ぼうと思った特派員TAKAKOなのでした(^_-)

 

【azumi】

　http://www.azumi298.com/
　茨城県つくば市春日3-5-41-A101
　営業時間：11:00-17:00
　定休日：日曜・月曜
　TEL：029-855-1523
　駐車場：有り