こんにちは、つくスタ特派員のまぁです。
楽しみにしていた第三日曜日。早起きして、春の雨の中開催された「まめいち」を訪れました。
「まめいち」は、つくば市大角豆(ささぎ)にあるつくば草の根はりきゅう院前で、毎月第三日曜日に開催されている朝市。
開催地の地名・大角豆の”まめ”。
大きくしない、小さな市という意味の”まめ”。
人がこまかに動き回る「まめまめしい」の”まめ”。
そんな意味が込められた決して広くはない空間ですが、人と人とのつながりが感じられ、どこか懐かしく温かい、また訪れたくなる場所です。
1月、2月とお休みで久しぶりの開催となった3月のまめいちは、そこかしこで「わーひさしぶりっ!」「あっこんにちは!」とあいさつが交わされ、常連さんの多さを感じますが、初めて訪れる人も温かく迎え入れてくれます。
雨のため予定より少ない出店とのことでしたが、こだわってつくられた品々や、生産者さんとの会話も楽しく、気づいたときには買い物かごはいっぱい!一部をご紹介します。
石岡市八郷の豊かな自然の恵みを受けて育った、とれたての野菜を販売しています。
農薬を使わない自然栽培、というのはよく聞きますが、ここの野菜は、肥料も使っていないと聞き驚きました。動物性の有機肥料や米ぬか、油かすなどの昔ながらの肥料も使っていないそう。自然の力だけで味の濃いしっかりとした元気な野菜が育つんですね。
こちらも八郷で作られている、着色料・保存料・化学調味料は基本無添加の手作りハム。息子が特に気に入ったのはポークジャーキー。子どものおやつに、大人はお酒のおつまみにと家族みんなでおいしく食べられますよ♪
季節屋:
店舗を持たず、まめいちやつくいちなどで手作りジャムを販売しているジャム屋さん。
ここで気になったのはサングリアのジャム!サングリアのようにワインに漬けたフルーツを使ったジャムなんです。アルコールは抜けているので、子どもにもOK♪その日によってどんなジャムが置いてあるかはお楽しみです♪
Cafe Banraikenのワゴンでは、コーヒーとオムピラフを販売。
買い物かごを置き、ほっと一息つくお客さんでにぎわいます。
そして、人をつなげる、まめいちを象徴するような催しが「暮らしの保健室」。
医療や介護に関する専門職が滞在しており、疑問や不安を気軽に相談できるんです。
診察するわけではないので解決には至らない場合もありますが、こういう症状はどのような病院に行けばいいのか迷っている、初めての介護の不安を聞いてもらいたい、そんな相談があるそう。
買い物ついでに相談できる―。人間関係が希薄になりがちな時代に、こういう場所があるのはありがたいですね。
駐車場をまたいだ隣の竹林ではプレイパークで遊ぶ子どもたちが。童心に返って遊ぶ大人もいます(笑)。
月替わり体験企画や、絵本の読み聞かせが行われることもあり、子どもも大人も楽しめます。
「お客さんもひとりひとりが主役」とまめいちを主催する小池さんはおっしゃいます。
老若男女、小さい子も、体の不自由な方も、すべての人が歓迎される場所。地域のコミュニティであり、保健室。人とつながり、暮らしを豊かにしてくれる場所。おいしい食に、こだわりの作品に出合える場所―。集う人たちはみな思い思いの過ごし方でまめいちを楽しんでいます。こうして2012年から多くの人の手で育まれ、親しまれてきたまめいち。これからもずっとずっと続いてほしい場所です。
以上、まぁのレポートでした。
【 まめいち 】
https://ja-jp.facebook.com/mameihci/
毎月第三日曜日開催
時間:10:00~13:00頃
場所:茨城県つくば市大角豆2012-43 つくば草の根はりきゅう院駐車場