皆さん、こんにちは!夢は健康で長生き、ずっとおいしいものを食べていたい♪特派員のTAKAKOです。
健康維持のため、特派員が普段から意識的に摂っているのは大豆食品。女性ホルモンのエストロゲンとよく似た働きをするという大豆イソフラボンは有名ですよね。
大豆と言えば、節分のときにまく福豆。まききれなかったり食べきれなかったりして余らせてしまったことはありませんか?せっかくの大豆も、あのままだとなかなか食べづらいのが難点ですよね。今回は、そんな福豆(炒り大豆)を使用して作る茨城の郷土料理「すみつかれ」と、同じく茨城名物である「そぼろ納豆」をご紹介。大豆食品をたっぷりとって寒い冬も元気に乗り越えましょう!
「すみつかれ」は茨城県から栃木県南部に伝わる郷土料理で、2月の最初の午(うま)の日に家内安全・無病息災を祈願して伝統的に作られてきたもの。
鬼おろしで粗くすりおろした大根の中に、福豆のほか、正月に残った新巻鮭の頭などいわゆる“余り物”を入れて酒粕と一緒に煮るというのがもともとの作り方のようですが、好みによってその調理法や使用する具材はさまざま。そのため各家庭によって味が異なるので、ご近所同士で食べ比べをし、「7軒分のすみつかれをいただくと病気をしない」といわれる縁起物でもあるんですよ。
というわけで、今回は残った福豆を利用し、わが家流のすみつかれを作ってみることに!
農業大県である茨城は、先日しらゆきさんがブログでレポートしてくれたように農産物が安くて新鮮。今回使用する野菜は全て地場産ですが、油揚げ(稲本豆腐店)や酒粕(浦里酒造店)も地元つくば市産なんですよ。
「すみつかれ」材料(4人分)
- 小ぶりの大根1本
- 人参2本
- 油揚げ2枚
- 福豆(炒り大豆)30g ※スーパーのおつまみコーナーにあることも(^^)/
- 塩鮭の切り身2切れ
- 酒粕30g(好みで調節・苦手な場合は入れなくても可)
- 酒大さじ1
- だしのもと10g
- 水1カップ
- みりん大さじ1/2
- しょうゆ大さじ1/2
- 塩少々
- 福豆(炒り大豆)は15分ほど水に浸して柔らかくしてから、薄皮をむいておきます(つるっと簡単にむけますよ!)
- 油揚げはたっぷりのお湯をかけて油抜きし、食べやすい大きさに短冊切りにします。
- 塩鮭は酒をふって10分ほどおき、軽く焼いてから骨と皮を除いて、ほぐしておきます。
- 大根や人参は、普通のおろし金を使うと水分が多すぎてしまうので、鬼おろしで粗くすりおろします。鬼おろしでおろした大根はシャキシャキとした良い食感が残るので、我が家で大根おろしというと、鬼おろしの方が人気なんですよ(^_-)
ここまでの下ごしらえが終わればあとは簡単!
- 鍋に1~4、だしのもと、水を入れて、中火にかけます。
- グツグツとしてきたら酒粕を溶き入れ、15分ほど弱火で煮ます。
- 豆が柔らかくなったら、みりんとしょうゆを入れて再び煮立たせ、最後に塩で味を調整します。
最後に酢を入れる家庭もありますが、わが家では酢を使わずに作ってみました。
また、わが家は子どもたちをはじめ、皆酒粕の風味が好きなのですが、苦手な方は酒粕を除いて作ってもOK。
家庭によっては、酒粕や鮭を入れずに、生のままお漬物感覚でいただくおうちもあるんですよ。
完成したすみつかれは、匂いの漏れないタッパーに入れて冷蔵庫で保存しますが、1日~2日経って味がしみ込んだすみつかれは、冷たいままご飯のお供にしてもおいしいんですよ。
ご飯のお供といえば、そして茨城といえば、やっぱり納豆!
わが家でも毎朝のように納豆をいただいていますが、茨城に引っ越してきて初めて知った、茨城の伝統料理「そぼろ納豆」も、ぜひ皆さんに知ってもらいたい一品です。
材料は、切り干し大根と納豆、添付のタレのみで、作り方も簡単です。
「そぼろ納豆」材料(4人分)
- 納豆3パック(わら納豆2本)
- 切り干し大根20g
- 塩ひとつまみ
- しょうゆまたは納豆のタレ
切り干し大根は水洗いし、水気を少し残したまま塩をひとつまみ加え、15分~20分ほどおきます。
戻した切り干し大根を食べやすい大きさに小さく刻み、水気をしぼって納豆・タレと混ぜ合わせれば完成。
リモートワーク中の夫と、今日も二人で昼ごはん。「すみつかれ」と「そぼろ納豆」でご飯がすすみました♪
皆さんも、茨城の郷土料理をぜひご飯のお供に、お酒のあてに( *´艸`)作ってみてくださいね!
以上、特派員TAKAKOがお伝えしました。