こんにちは、つくスタ特派員まぁです。
照りつける日差しがやわらぎ、秋を感じられる風が気持ちのよい日に、つくば市にある農産物直売所・体験で行われた「藍をまるごと楽しもう!―大地と繋がるワークショップ」に参加してきました。
主催者のひとり、藍染作家の丹羽花菜子さんはつくば市神郡で藍染め工房「藍染風布 -Aizome Foopu-」を営んでおり、以前に現在産休中のみっきぃさんが紹介をしています。
今回は、「生葉染め」と「たたき染め」という技法で藍染めを体験しました。
まずは、ハンカチを「生葉染め」していきます。
仕上がりをイメージして、ハンカチに輪ゴムや洗濯バサミを使って絞りを施したら、 藍の葉をボウルいっぱいに摘みます。
摘み取った藍の葉に水を加えてミキサーにかけ、
布で濾した染液にハンカチを浸し、しばらく置きます。
染まってきました!ハンカチも、手も!!
どんな色になるのか、わくわくしながら水洗いすると、
何色と表現したらよいのでしょう!
きれいな色に染まりました。
“ジャパンブルー”とも言われる深い藍色になるんだろうなと想像していましたが、藍はこんなに透き通るような明るい色も出せるのですね。
次は、子どもたちが「たたき染め」に挑戦です。
藍畑で葉を摘み、ハンカチの上に好きな模様に並べます。
その上から葉がずれないようラップを広げ、金づちで叩きます。
葉の色がそのままハンカチに移るだけでもとてもきれいな色。
その色を惜しみながらハンカチを石鹸で洗うと、現れたのはとても淡くやさしい色でした。
おふたりのTシャツは、「発酵建て」という技法で染めたものだそう。
染める回数により、色の濃さを変えることができるそうです。
同じ原料(藍)でも、こんなにバリエーション豊かな色が出るのですね。
ちなみに、「生葉染め」は絹のハンカチ、「たたき染め」は綿のハンカチを使っています。
「生葉染め」は、動物性の繊維の方がよく染まるそうです。
自前のマスクや帽子、洋服まで染め、誰よりもこのワークショップを楽しんでいた吉弘雄太さんに綿素材の「生葉染め」の染め上がりを見せてもらうと、確かに絹のハンカチより色が薄いです。
このイベントは、同じ保育園のパパ友・ママ友3人が、「それぞれの活動をつなげて、地域に密着したイベントが出来たらいいね」 というところからスタートしました。
・藍を通して地域と繋がる(藍染作家・丹羽さん)
・大地と繋がる(農家・鈴木さん)
・自分と繋がるワーク(呼吸瞑想ガイド・渋谷さん)
と、それぞれの「繋がる」活動を生かしたイベントを企画したそう。
当初は3回シリーズで、種を蒔くところから藍を育て、藍染めを体験する予定でしたが、今回は残念ながらコロナの影響で最初の2回は中止に。来年は座学なども盛り込んで深い学びと「大地と繋がる」実感ができるイベントになるようですよ^^
藍畑の隣にある田んぼにも入らせてもらい、子どももおとなも泥だらけで過ごした一日。
泥に入り、裸足で過ごしていると、心地よくて、心が洗われるようでした。藍と大地と繋がれた♪と実感できたまぁでした。
(参考)
【藍をまるごと楽しもう!】
*次回は10/3に本藍染めのワークショップを開催する予定です。詳しくはFacebookページ「TsukubaBlue(つくばブルー) 」 をご確認ください。
【みずほの村市場】
住所:つくば市柳橋496
tel:029-856-1090
営業時間:9:00~18:00
年中無休(元旦・2日は休店、おそうざい・蕎舎は火曜定休)