こんにちは、みっきぃです♪
吐く息は白く、肩をすくめるような寒さが続いていた2月はじめの日曜日。TXつくば駅から車で10分ちょっと。外の寒さを忘れるような熱気に包まれたライブハウス「PARKDINER」へ行ってきましたᕕ( ᐛ)ᕗ
インディーズシーンからメジャーで活動するミュージシャンまで、ジャンルの垣根なく多くの音楽好きが集まるこのライブハウス。1995年、つくば市二の宮の洞峰公園近くにあった「BAR PARKDINER」を前身として2004年に現在の場所へ移転。つくばに根付いた音楽カルチャーを発信し続けています。
その夜、出演者4組のトリを飾ったのは、つくばをホームに活動するバンド「ニジイロ」。2012年に結成後、制作した楽曲は20曲ほど。製品版としては初となるシングル『アンコール』のCDリリースを記念し、満を持してステージへ。軽快なサウンドが轟く空間には、音楽と、「PARKDINER」があるつくばをこよなく愛する人たちの姿がありました。
作詞・作曲をするのは、バンドの中心メンバーでギターボーカルのたーぼさん。友人の誘いでギターを始めたのは13歳、中学2年の夏休み。音楽とそれを表現する面白さにのめり込み、18歳で初めて「BAR PARKDINER」へ。元々音楽仲間だった、当時21歳の岡野さん(現在の「PARKDINER」店長)らとバンド「Pink-HOUSE」としてステージに立ち、脱退した後も共につくばのバンドシーンを盛り上げていきました。
その後、20代後半で音楽から身を引いた時期も。数年が過ぎ、再びあふれたのは「音楽をやりたい」という強い衝動でした。
「音楽への思いが募る反面、数年離れていたからまたできるのか不安な気持ちもありました。だけど、岡野さんがここでハコを守り続けていてくれたから、また戻ることができました」と、たーぼさん。「岡野さんとPARKDINERがなかったら、今はありません」
写真左がたーぼさん、右が岡野さん。
他のバンドへの加入・解散を経て「ニジイロ」を結成。時を同じくして、私生活でお子さんが誕生したことも楽曲づくりに大きな影響を与えたといいます。仲間や家族、大事な人たちの存在を強く意識する日々の中で、「残しておきたい今」と「人への愛」を歌に編み『アンコール』が生まれました。
昨年40歳を迎え、「40代、人生で一番楽しい10年間にしたい」とマイクを握る手に力を込めるたーぼさん。笑みを向ける家族や音楽の喜びを共有する仲間たちの温かい拍手に、メガネを曇らせました。
彩りあるパフォーマンスでオーディエンスを盛り上げ、会場と一つになっていく「ニジイロ」。そんな彼らを、フロアの中央で見つめていたのは岡野さん。「ミュージシャンとライブハウスは、一つのチーム」と話し、演者の声に寄り添いながら、多くのバンドマンやミュージシャンたちと共に「PARKDINER」という居場所を育んできました。
「ここに足を運んでくれる人がいる限り、その人がやりたいことを思いっきりやらせてあげられる場所であり続けたい」その言葉を自ら体現すべく、今年4月には自身のバンド「Pink-HOUSE」を再始動させ、プレーヤーとしてステージに。
「今までもこれからも、あるのはおもしろいことをやりたいという思い。だって、音楽が好きだから」強く、シンプルな思いが、つくばの音楽シーンを照らし続けます。
「いつだって、今が最高。なぜなら、音楽は鳴り続けているから」そう楽しげに音楽のある今を生きる大人たちに出会い、いつまでも興奮冷めやらぬみっきぃなのでしたᕕ( ᐛ)ᕗ人生は、年を重ねるほどにおもしろい!
【パークダイナー】
住所:茨城県つくば市大角豆2012-123
Tel:029-856-1777
【ニジイロ】
2/3リリース1stシングル『アンコール』は、「ララガーデンつくば」内のTSUTAYAで3/1から販売予定♪
★たーぼさんが番組MCを務める、つくばを中心とする音楽シーンを届けるラジオ「This is RADIO!」が毎週水曜日23時から配信中。詳しくはこちら!