みなさん、こんにちは。つくばスタイル特派員のしらゆきです。
まだまだ寒い日が続きますね。でも、子どもたちの「外で遊びたい♪」という声に押され、公園へ行ってきました。
この日訪れたのは、つくば市天久保にある「松見公園」です。
ここは、つくば市民から親しみを込めて“栓抜き公園”とも呼ばれています。
どうして”栓抜き”と呼ばれるのか、その理由が公園に着いてからわかりました。
1976年に開設された松見公園。つくば市の中心部でありながら、とても広々しています。
辺りには、筑波大学付属病院や筑波メディカルセンター病院など、県内でもトップレベルの医療機関が整っており、静かな環境に囲まれています。
市の中心部を南北に貫く歩行者・自転車用通路「ペデストリアンデッキ」で、つくばエクスプレス(TX)つくば駅や他の公園と結ばれているおかげで、散歩ついでに気軽に立ち寄ることができます。
駐車場は有料ですが、53台分が用意されています。車にたくさんの荷物を積んで来られるので、小さなお子さん連れのファミリーにも安心です。
園内には大きな池と日本庭園、芝生の広場があります。
日本庭園は池の周りを歩けるよう整備されていて、散策にもぴったり。子どもの背丈くらいに刈り揃えられた植栽が通路の両脇に植えられており、それがまるで迷路のよう。
「こっちへ行くと、どこに出るんだろう?」と子どもたちは大はしゃぎ。
通路を通っていくと、池の中に浮かぶ小島に渡ることもでき、ちょっとした探検気分を味わえます。
池に流れ込む小川と滝からは、心地よい水の音が。そのせせらぎに耳を傾けると、すっと心が癒やされます。
秋には、紅葉が水辺を美しく彩る様子が見られるのだそう。
小川を飛び石で渡るのは、子どもにとっては遊びのひとつ。落ちないよう気を付けて渡ります。
この日は朝から快晴に恵まれ、芝生の広場では、レジャーシートを広げて、ピクニックランチをしている家族連れの姿も見られました。くつろぐお父さん、お母さんの側で、お子さんたちが縄跳びをしたり、シャボン玉をしたりと、みんな楽しそう。
「バドミントンを持ってくればよかったね」と息子が少し後悔するほど、広々とした芝生広場です。
つくばには公園がたくさんあるので、こんなに天気がいい休日でも、ゆったりと遊ぶことができます♪
松の木の下には、子どもたちの遊具も完備。
大小の滑り台やブランコ、丸太のアスレチックのような遊具があり、幅広い年代のお子さんが遊ぶことができます。
冬のこの時期、木漏れ日が差し込むこの場所は、夏には木陰になるのだそう。暑い夏場でも涼しく遊べそうですね。
池にはたくさんの鳥たちが羽を休め、鯉が悠々と泳いでいます。
ここでは、池の鯉に餌をあげることができますよ。硬貨を入れてレバーを回すとガチャッと出てくる、カプセルトイ式の鯉の餌自動販売機が完備されています。試しに買ってみると、カプセルの中には、餌がぎっしり!
餌を持って池の近くまで行ってみると、「待ってました!」とばかりに、鯉が大きな口をパクパクさせて近寄ってきます。
勢いよく鯉に餌をあげる子どもたちは、とても楽しそう。鯉も大喜びです。
池の中央には、高さ45メートルもある展望塔がそびえます。
この展望塔を正面から見ると「栓抜き」のように見えることから、市民からはそう親しまれているのだとか。
言われてみれば、そう見えなくもない、公園のシンボル的存在です。
この展望塔、近くから見るとかなりの高さがあることがわかります。
塔へ上がるのは有料ですが、つくば市民の日には無料になるのだそう。
チケットを購入して、エレベーターか階段で展望台へ行くことができるのですが、わが家は迷いなく、エレベーターで展望台を目指しました。
最上階の展望台からは、筑波山、そして周囲に広がる研究学園都市の景色を堪能することができます。
周囲に高い建物がないため、360度の大パノラマ!見晴らしは抜群です。
エキスポセンターのロケットやプラネタリウムのドームも見ることが出来ました。
「僕の家はあっちのほうかな」と息子は知っている場所を探し始めました。
自分の住んでいる街を高いところから見渡すのは、新たな発見がありますね。
初めて訪れた松見公園。
つくば市の中心部にありながら、これだけの広大な敷地を有し、池、日本庭園、芝生広場に遊具まで整備されています。
春には桜、秋には紅葉を愛でることができ、多くの人々の目を楽しませてくれます。
平日のお散歩はもちろん、週末に家族で訪れたり、友達と遊びに出かけるのにぴったり。
展望塔は、風の弱い、天気のいい日に訪れるのがオススメですよ。
以上、しらゆきがお届けしました。
■松見公園
つくば市天久保1-4
展望塔 9時~17時まで
休館日 第2・第4月曜日、年末年始