名も無き名店！銚子港産地直送の魚屋さん！

どーも、ヤギッチです♪

つくばは海側か山側かと聞かれたら、筑波山があるために山の印象がある方も多いかと思います。
でも茨城県は、大洗など海に面している地域もあるので、つくばエリアでも美味しい魚が味わえるお店もたくさんあるんですよ♪
そんな中、つくばの舌の肥えたベテランの主婦をもうならせる魚屋さんをご紹介します！

銚子港で水揚げされた新鮮な魚を、小さなトラックで売りに来る行商さんです。

私は店を構える朝９時につくば市竹園３丁目の団地へ向かいました。
団地の中の通りで、ちょうど魚屋さんが開店するところ。
すると、どこからともなく主婦の方たちがやってきました。若い方から年配の方まで、年齢層もさまざま！

竹園地区は、公務員宿舎が多くある場所なのですが、現在は再開発真っ只中の地域。
古い団地も残る中、新しい家々も建設されている地域です。
なので、ずっと竹園にいる家族と新しく竹園に引っ越してきた家族がいて、家族構成もさまざまな人たちが住むエリアかもしれません。

「今日は、鰆！１本釣りの鰆は、なかなか手に入らないよ！旬だから美味しいよ！」
「奥さん！奥さんはこっちの奥さんと、これシェアするんだよね？」
と、おばちゃんの大きな声が響いたと思うと、
「ブリしゃぶも良いけど、せっかくだから刺身も食べてよ」
「カマの部分も塩で焼くと美味しく食べられるよー」
おじさんの、ちょっとハスキーボイスも聞こえてきます。

夫婦2人がつくばで魚を売るようになったのは、およそ30年前のこと。
他県で同じように行商していた御夫婦に、「美味しいからつくばでも売って欲しい」
と、つくば市民の誰かが声をかけたのがきっかけ。
「そんな風に頼まれたら、行くしかないじゃない！」
と当時、新治郡桜村だった現在のつくば市桜で販売し始めました。

それが瞬く間に主婦の口コミで広がり、人気店に。吾妻地区でも販売するなど、徐々につくば市内で販売する場所が増えていったそうです^^
現在は、水曜日につくば市竹園地区～花室地区、千現地区を巡り、土曜日に並木ショッピングセンターで販売しています。(但し、魚の水揚げによっては販売しない場合もあります)

…その声をかけた人、ありがとうございます！！
あなたがいなかったら、美味しい魚には巡り会えなかった！！

アンコウや鯛、鰆にアジにイカなど、小さなトラックなのに、たくさんの種類があることに驚きました。

そんな中、主婦の注目を浴びたのはブリ！
3本分のブリが半身単位で売られていました。半身といっても、大きいブリなので結構な量になります。
「半身は多いな…どうしよう…」と呟いている女性に、隣にいた女性が「よかったら半分こしない？私も夫婦２人で半身は多いから」と声をかけていました^^

見知らぬ人同士が、魚屋さんを通じて、徐々に顔なじみになる光景を垣間見た気がします。
近所付き合いが薄くなってきている中、こうして毎週おおよそ決まった時間に、近所の人たちが顔を合わせることで、地域の和が広がっているんだなぁと、微笑ましく思いました。
まぁ、人が集まるのも「美味しい魚があること」が大前提ですけど^^