どーも、ヤギッチです♪
TXつくば駅から徒歩15分ほどの竹園地区。
ここは研究所などの公務員宿舎が立ち並ぶ、つくばを象徴するエリアでした。
近年ではその公務員宿舎が廃止されることになり、大規模な再開発工事が行われています。
竹園エリアも変化しています。
そのマンションの一角で、約40年変わらずに続けられている書道教室をご紹介♪
書家 松川昌弘氏が幼児からお年寄りまでを教えています。
現在、竹園教室のほかに東京でも教室を持ち、芸人のおさるさんは松川さんに指導を受けるため現在も東京から通っているそうです。
私も子どもの頃に書道を習っていましたが、そのときは与えられたお手本を書き続け、先生に朱液で直され、ただひたすらお手本と同じに書けるように練習しました。
松川さんの教え方も朱液で直すこともありますが、見ていると少し様子が違います。
「『流』っていう文字を逆さに見てごらん。この3つの画が水。『ム』の部分は子どもの頭で、これは髪の毛なんだよ。だから、ここはもう少しくっつけて書かないと、頭と髪の毛が離れちゃう。逆さまになっているのは、水に溺れて流されているからなんだよ」
文字の成り立ちまで細かく教え、その文字の意味を子どもたちに理解させることで、字をどうやって書かなければならないのかを把握させています。
なぜこの文字はここがはねるのか、はらいなのか、点があるのか、その意味を知ることで、文字に対する解釈を見いだしていく。
どうして添削されたのか、これならば納得しますよね^^
素晴らしい教え方だと思いました。
教室では、毛筆で楷書や行書はもちろん俳句なども練習していました。
「経験者にはより上を目指していただきたく、それぞれに好きな書を題材に勉強していただいております」
お手本は先生自らがその場で書いて見せてくれます。
「書くところを見るのが一番の勉強です。書き振りを見ることで、形だけではない見えないところの運筆のリズム、呼吸。この最も大切な部分を伝えたいのです」と先生。
また教室では、「孫と一緒に習ってるの」というおばあちゃんも。
お孫さんと同じ習い事ができるなんて…書道だからできることですよね。素敵!
「僕は『上手に字を書く』ということだけではなく、書を通じて、ものの見方、考え方を身に付けることを大切にしています。一見単純な繰り返しの中から真の創造は生み出されると思います」という松川さん。
文字は神様と会話するために産まれたと言われています。
だから「紙」は「かみ」と読んだり、「言霊」があったりする。
松川さんに教わり、文字を大切にしようと思いました。
また松川さんの生徒さんたちの展覧会が、5月26日~31日、TXつくば駅から徒歩5分のつくば美術館で開催されます♪
小学2年生から高校2年生の作品を始め、1.8m×5.5mの大作など計120点を展示。全国規模の公募展で入賞している生徒さんや芸人おさるさん、雅号「宇都鬼」さんの作品も並びますよ^^
ぜひ、足を運んでみてください。
【悠響書展】
場所:つくば美術館(つくば市吾妻2-8)
期間:5月26日~31日
開館時間:9:30~17:00(※最終日は15:00閉場)
以上、松川さんに教わりたい!ヤギッチがお送りしました♪