こんにちは。つくスタ特派員のさくら子です。
3月5日~10日まで、つくば美術館で開催された「チャレンジアートフェスティバルin つくば」に行ってきました♪
このイベントは「障がいのある方が制作した作品の展示及び舞台発表など、障がいのある方から全ての方に向けて発信するもので、この機会を通して少しでも障がいへの理解を深めてもらいたい」との目的で行われています。
12回目となる今回のテーマは「アートは障がいを超える!無限に広がるアートの世界」
つくば美術館での展示(3月5日~10日)、つくばカピオホールでの舞台(3月2日)の2部構成で行われ、アートの部、28団体、舞台の部、16団体が日頃の成果を発表しました。
つくば美術館での展示の初日、3月5日はオープニングイベントが開催されるとのことだったので、早速、会場に向かいました♪
館内に足を踏み入れると、すでに大勢の人達がイベントの開始を楽しみに心待ちにしていました。
すごい熱気です!
実行委員長、市原つくば市長の挨拶のあとは、邦楽アンサンブル「箏(こと)さらりん」による箏コンサートが開催されました。
従来の箏のイメージにとらわれず、現代筝曲(そうきょく)・ポピュラー・ラテン・クラシックなど幅広いジャンルの演奏に、会場に詰めかけた観客の誰もがじっと耳を傾けました。
中には演奏に合わせて手を叩いたり、歌詞を口ずさむ人もいて、会場内はとても和やかで楽しいムードでいっぱい!
約30分の楽しいコンサートは大盛況のうちに終了しました。
コンサートの後は、会場内の作品をじっくり鑑賞しました。
出展者、一人ひとりの個性溢れる作品の数々に目を見張りました!
自由な発想、伸びやかな線、大胆な色彩・・・障がいを持った方の作品というよりは、純粋にアートとして素晴らしい!!
心からそう思いました。
今回は初日ということもあって、会場には出展者の皆さんも大勢いらっしゃいました。
自分の作品の前で記念撮影をしたり、作品の解説をしたりと、その表情は自信と喜びに満ちあふれ輝いていました。
そんな様子を見るにつれ、障がいを持った方にとってもこのような発表の機会があるということは、自身の生きがいにもつながり、さらには社会参加への意欲にも繋がるのではないかなと感じました。
障がい者福祉の一環として、このような取り組みを市独自で行うことはとても意義のあることだし、毎年継続して行うことで、障がい者への理解も少しずつ深まってくるのではないかと思います。
また、今回偶然にも、会場内で一緒に動物関係のボランティア活動をしている、Nさんにお会いすることが出来ました。
Nさんは、「社会福祉法人創志会つくばライフサポートセンターみどりの」のメンバーで、今回は卵の殻を使ったアート作品と仲間と一緒に制作し、出品したとのこと。
作品制作の過程について話を伺ったところ、まさに気の遠くなるような根気のいる作業!
「時間もかかったし、大変な作業だったけど、みんなと協力して頑張ったんですよ!」そう話すNさんの顔はまさに、表現の喜びと作品を完成させた達成感で輝いていました。
そして、そんなNさんといろいろ話をしているうちに、絵を描くこと、表現することの楽しさや喜びなど、大人になるにつれ忘れかけてしまっていた、そんな純粋な気持ちを思い出しました。
さらに、表現活動には障がいの有る無しなんて全く関係ない!そう感じました。
とにかく、心を込めて制作された作品の数々に、見る人誰もが胸が熱くなるような素晴らしい作品ばかりでした。
来年もぜひ足を運びたいな~と思っています。
以上、さくら子がお伝えしました♪