こんにちは、つくばスタイル特派員のかめです(゜∀゜)。クリスマスが迫った12月
20日、イルミネーションスポットとして有名な牛久市のシャトーカミヤへ行ってきましたよ!
ラ・テラス・ドゥ・オエノンは総ガラス張りのレストランです。とても美味しいお
食事とシャトーオリジナル地ビール、あるいは電気ブランなどを、ロマンチックなイ
ルミネーションを前に頂くことができます。お食事の後、酔いざましを兼ねて静かな
園内を散策するのも楽しいかもしれません。
シャトーカミヤは、有名な浅草神谷バーの創設者:神谷傳兵衛氏がワインを日本で
作ろうと決意し、気候の適した場所を探し歩き牛久の地に作りあげた「日本で最初の
ワイン製造所」です。明治には、トロッコ列車が走り抜けるほどの広大なブドウ畑が
一面に広がっていましたよ!
その様子やシャトーを訪れた歴史の教科書に登場するような偉人たちを、本来記念
館にある写真で見ることができるのですが、現在は震災の影響で入場禁止となってい
ます。ほかに本館、レストランも損傷を受け立ち入ることが出来ません。しかしこの
3棟は2008年に国指定重要文化財になっていますので、5年以内には安全な形で再び私
たちを優雅な世界へいざなってくれるでしょう。
かめは牛久育ちのため、小さいころから何度となく訪ねていますので、記憶で3棟
の見どころを書き記します。ぜひぜひ改修が終わったらこのページを開いて頂き見て
欲しいです。
・本館のレリーフ。ブドウの蔦に蜂が戯れています。もちろんご存じ蜂葡萄酒ですね!
・記念館の地下。ワイン樽が整然と並ぶ発酵室です。その湿度と薄暗い中わずかに差し込む光のせいか、明治への不思議なワープゾーンです。
・記念館にある広告やラベル。時代を感じます。レトロがいかにお洒落かと、デザイン好きのかめはため息をつくほどです。
さて、神谷バーの看板「電気ブラン」の名前の由来、ご存じですか(゜∀゜)?電気
ショックみたいに酔いが回るから?いえいえ。当時「電気」は文明開化の象徴でし
た。ニューなもの、しゃれたもの、というようなニュアンスで名付けられたそうです。かめはおちょこ1杯でまっすぐ歩けなくなってしまいました(笑)。
※茨城では岡倉天心の六角堂、東北でも多くの文化財が東日本大震災により損傷し
ました。文化庁では現在義捐金を受け付けています。ぜひご一読ください。東北地
方太平洋沖地震被災文化財の救援と修復に協力を!詳しくはこちら