「きっと、春は来る」

皆様こんにちは、のまどです。
まずは、先日の東北地方太平洋沖地震で被災された全ての方々にお見舞い申し上げます。
全国で、まだまだ落ち着かない日々が続くとは思いますが、
現状を少しずつ改善していけるよう、日本全体で力を合わせていければと思っています。
史上最大級の大きさということが分かった今回の地震。
東北地方や、つくば市を含む茨城県は、大きな被害を受けました。
私の出身地の長野県も、かつてないほどの揺れに襲われましたが、
幸いにも、私の家族は無事でした。
また、主に関東甲信越にいる私の友人も、
まだ連絡を取っていない人もいるものの、無事でした。
今回の地震（と言っても、まだまだ現在進行中の問題ですが）から感じたこと。
それは、「人の温かさ」と「助け合いの大切さ」。
友達が次々と実家に帰っていくなか、
私はしばらくはつくばに残ることにしました。
バイトが入っていたりするなど、つくばに残らざるをえない状況にあったということもありますが、
一番は「つくばで自分に出来ることをしたい」という気持ちが大きかったからだと思います。
地震があってからの数日間（今もですが）は、
多くの他大学の友人から
「茨城も地震あったみたいだけど大丈夫だった！？」というメールをもらいました。
また、既に帰省した筑波大学の友人からも
「つくばは今はどんな感じ！？ウチに避難しに来たら！？」
という連絡をもらいました。
実家とも毎日連絡を取っており、「早く帰ってきたら！？」とも言われました。
心配してくれているのは痛いほどよく分かりましたが、
つくばでやることがあるということを説明すると、分かってもらえました。
しばらく連絡を取っていなかった友人が、自分のことを気にかけてくれたということ、
帰省した友人も、心はつくばにあり、
いまだつくばに残っている私のことを気遣ってくれていること、
家族も、私と同じくらい不安な気持ちでいながらも、自分を信じて応援してくれていると思うと、
涙が出そうなくらい嬉しいです。
つくばにいるからには、つくばで自分に出来る事をやる。
それが、心配してくれている人に対する、今できる精一杯の恩返しだと思います。
また、自転車で街を走っていると、
筑波大学の学生宿舎の共用棟の近くで、
お店に行っても食料がないという状況を理解して、たこ焼きを売っている人達がいました。
それも、少しでも気持ちが和むように、という思いを込めてか、ギターの生演奏をしながら。
大変な状況であるにもかかわらず、その場に集まっている人達は、みんな笑顔でした。
また、ある人は、まだコンビニに食品があまりない頃に、自分達のお店の前でお弁当を売っていました。
その人たちにも自分の家があり、家族があり、
心配しなければならないことが多くあるにもかかわらず、他人のことを思う。
そんなすてきな光景にたくさん出会いました。
友達が避難しているので様子を見に行った中学校の体育館でも、
初めて会った人同士が情報交換をし、交流していました。
言い方は悪いですが「地震があったからこそ生まれたご縁」ですよね。
私も、自分の家に友達を呼んで、自分も友達の家に行って、
情報交換をしたり、今後のことについて話し合ったり。
不安なときだからこそ、友達の大切さを強く感じたり、
人と人とのつながりや助け合いの大切さを再確認したり。
今回の地震では、そんな身近な幸せを、改めて感じることが出来ました。
タイトルは、昨日インターネットを見ていて偶然目に止まったものです。
まだまだ落ち着かない生活、被災した方々に何の支援もできないもどかしさ、
あまりにも大きなもの・尊いものを失ったという虚無感、自分の無力さ……。
それでも、「今の自分に出来ること」―このブログを書くことなど、をひとつひとつしていくことで、
着実に前に進んでいくことが出来ると信じています。
「きっと、春は来る」。
ごくごく当たり前のことかもしれないけれど、今こそ、この言葉を信じて頑張っていきたい。
被災された皆様が一日も早く元の生活を取り戻すことが出来ますよう、
そして、自分も早くそのお手伝いが積極的に出来るよう、今はただ祈るのみです。
それでは、このブログを読んで下さった皆様も、
引き続き余震などにはくれぐれもお気をつけください。
のまどでした。

12日に、心にぽっかり空いた穴を埋めるように
ひたすら自転車を走らせている途中に見つけた梅の花です。
あまりの綺麗さに「大変な状況でも前向きに考えなきゃ！」とはっとさせられました。
〈文責：のまど〉