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国際交流を通じて見つかる日本語の難しさ

いとう Blog 
2009年02月12日

みなさんこんにちは、木曜担当の伊藤です。
最近は本当に暖かくなってきて、
外に出かけたくなる日が多いですね。
さてさて、最近僕は国際関係のアルバイトをしておりまして、
週に6時間ほど小中学生の英文の教科書を
スペイン語に翻訳する作業のお手伝いをさせていただいております。
その職場では日本人の方が多くを占めていますが、
なかには研修で海外から来られている方も何人か居らっしゃいます。
僕はその中でホンジュラス国立教育大学から来られた方に、
「わたしと、日本語で、はなしましょう。」
と声をかけられて以来、
お仕事しながらその方とおしゃべりしています。
今はかなりコミュニケーションが取れていますが、
初めのころは何度も何度も通じなくて、
僕は自分が言いたいことをいったいどんな風に表現したらいいのかと、
ずいぶんと考えることがありました。
その中で気づいたのが、
僕はずいぶんと回りくどい表現を使っている、
ということでした。
相手を思ってついついやわらかい表現を使っていたのですが、
どうしても意味が分かりづらくなってしまい、
逆効果だったようで。
それ以来彼と話すときは、
自分の思ったことを
まず、それはいったい何を意味するのか、ということを考え、
日本人的な日本語からシンプルな日本語に頭の中で翻訳して話すようにしています。
これは当たり前だと思いがちですが、
いざ話してみると、
僕らは普段使っている表現が、
たとえ遠まわしであっても慣れてしまっているので、
そうとは気づかず、
ついつい難解な表現をしてしまうのです。
そんなときに、どんな風に話せばいいのだろう、
と思案していると、日本語についての整理が出来てきて、
国際交流をしていたはずなのですが、
なんだか逆に日本のことを見直すいいきっかけになりました。
<文責:伊藤>

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