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つくばの最南端へ行ってみよう♪泊崎大師堂

つくばスタイル特派員 しらゆき Blog 
2019年09月20日

みなさん、こんにちは。つくばスタイル特派員のしらゆきです。

 

つくばに住むようになって11年以上が経ちましたが、「つくば市って広いな~」と思うことがたびたびあります。

 

それもそのはず、つくば市の面積は茨城県内でも4番目の広さを誇ります。北は筑波山、南は牛久沼と自然豊かな景観が魅力のひとつです。

 

今回はつくば市の最南端へ家族で遊びに行ってきました。

 

 

今回目指した、つくば市泊崎(はっさき)にある「泊崎大師堂」は、牛久沼に突き出した場所にあります。

 

細い道を進み、竹林やカーブを抜けると、突然視界が開けてお堂が見えてきました。ここがつくば市の最南端です。谷田川と西谷田川に囲まれた岬にあり、ここの高台から牛久沼が一望できるのだそう。

 

 

牛久沼は茨城県観光審議会の審議を経て昭和25年に制定された「茨城百景」のひとつにも選ばれており、茨城を代表する景勝地です。

 

泊崎大師堂からの眺めが特に素晴らしく、牛久沼越しの初日の出を見ようと元旦には大勢の方が訪れるという人気スポットです。

 

釣り愛好家にも人気の牛久沼は、冬場には白鳥や多くの渡り鳥が飛来し、バードウオッチングにも最適。四季を通じてその自然豊かな魅力を堪能できます。

 

 

泊崎大師堂は、平安初期に弘法大師が訪れて護摩修行をした場所として知られています。”長患いしない”と多くの方から篤い信仰を受け「ぽっくり大師」とも言われる泊崎大師堂。今は 縁結びと長寿にご利益があるのだそう。

 

大師堂へ上がる階段の手前には、弘法大師にまつわる「弘法七不思議」について紹介されていました。すでに現存していないものもあれば、今に残るものもあります。

 

看板の近くにあった松の木は、その七不思議のひとつ「逆松(さかさまつ)」。弘法大師をこの地を訪れたときに、地面に挿した松の枝が根付いて地面を這うように見えることから「逆松」と言われているのだそうです。

 

 

階段を上がり、お堂でお参りをしました。もちろん祈願するのは”長寿”です。このお堂は近年修復されたばかりで、色鮮やかな朱色で塗られた外観が目を引きます。龍の彫刻など細やかで見事な装飾を目にすることができます。

 

お堂の裏手に回ってみると、そこにはおだやかな水面が光り輝く牛久沼の絶景が広がっていました。  

 

青空と牛久沼を望むこの場所は静かで、通り抜ける風が心地よく、ベンチに腰を下ろしてひと休みするのにぴったり。昔から人々に大切にされてきたことを感じられる場所です。

 

 

子どもたちは目の前に広がる雄大な景色に興奮気味。「遠くまで見えるね♪」と嬉しそうな様子です。ベンチが用意され、座ってこの眺望をゆっくり楽しむことができます。

 

「あ!常磐線だ!」鉄道好きな息子は対岸を走る電車に気が付きました。遠くに走るJR常磐線を見ることのできるスポットです。

 

泊崎大師堂から少し離れた場所にあるのが七不思議のひとつ「弘法の硯水」。弘法大師がこの地を訪れたときに、この水を使って墨をすったと伝えられる湧き水で、この水を使って字を練習すると字がうまくなると言われているのだそう。道路脇のくぼんだ場所にあり、あずまやのような屋根のある休憩場所も整備されていました。

 

湧き水は山側から突き出た竹筒を通って、ぽたりぽたり…と落ちています。「字がうまくなりますように!」最近ノートの文字が乱れがちな息子は一生懸命お願いしていました。

 

つくば市の最南端は、牛久沼を望む絶景の地でした。

研究学園都市や筑波山のような、よく目にするつくばのイメージとはまた違って、つくば市内にこんなに心が落ち着く風光明媚な場所があったことに、改めてつくばの魅力を感じたひとときでした。 

 

以上しらゆきがお届けしました。

 

■泊崎大師堂

所在地 つくば市泊崎43-3

 

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