皆さん、こんにちは!たとえ言葉が通じなくても、音楽とダンスは人類の共通語!と思っている特派員TAKAKOです^^
でも、「音楽は苦手」「私はリズム感がないから…」とつい敬遠してしまったり、「小さい子がいるから音楽なんて楽しめない」と思っているママやパパはいませんか―。
今回は、そんな方でも楽しく参加できるコンサートを、そして、年齢や性別、国籍を越えて皆で楽しむことのできる楽器をご紹介したいと思います!
訪れたのは、つくば市「竹園交流センター」で開催された「遊唄(ゆうた)アフリカンドラム&ダンスカンパニー」の皆さんによるコンサート。
3人の打楽器奏者と2人のダンサーによる全員参加型のイベントということで、いったいどんなコンサートになるのだろうとワクワクしながら向かった特派員でしたが、会場で待っていたのは…何とも華やかな衣装に身を包んだ皆さんでした!
「遊唄アフリカンドラム&ダンスカンパニー」は、つくば市在住の遊唄さん(写真左)を中心に結成された、太鼓とダンスのパフォーマンスチーム。
そして、彼らが足元に抱えているのが、西アフリカのギニア、セネガル、マリなどで演奏されている伝統打楽器「ジャンベ」です!
精霊の宿る木と言われる「レンケ」の木をくり抜き、ヤギの皮を張って作られたジャンベは、バチを使わずに手で叩く太鼓。
花びらのように太鼓の周りに付けられた金属板は「セセ」と呼ばれ、叩くたびに共鳴してシャンシャンと音が鳴るんですよ。
参加者の中には親子連れも多く、遊唄さんがジャンベを持って回ると、どんな音がするのかな?と大人も子どもも興味津々。
叩く場所によって音の高さが変わるので、人によって出る音が違うのも魅力の一つでした。
コンサートには、ジャンベの他にも「バラフォン」という、裏側にたくさんのひょうたんが付いた木琴や、バチで叩く「ドゥンドゥン」と呼ばれる太鼓も登場。
軽快なリズムで叩かれる太鼓の音、そしてそこに伸びやかな歌声が合わさると…心が踊るようななんとも楽しい合奏に!
初めて聞いたのにどこか懐かしい音だと感じるのが、不思議な魅力でもありました。
アフリカのフォーマルウェアだという「ブブ」に身を包み、華麗で迫力あるダンスを踊るのは遊唄さんの奥様でもある、ダンサーのかわのきくこさん(写真右)。
裸足で大地を力強く踏む音、そして全身を使って歓びを表現するダンスに、最初は圧倒されていただけの参加者もしばらくすると自然と体でリズムを取るように。そして、見よう見まねで踊ってみることになりました☆
あふれる笑顔…笑顔!
最初はちょっと恥ずかしがっていた大人も、緊張していた子どもたちも、太鼓のリズムに合わせて心の赴くままに踊り、踊りきった後は「楽しい~!」の声。
気付くと、初めて会った人とも仲良く笑い合っている、そんな様子が見られました(*^-^*)
そして、コンサートの最後は、皆でジャンベの体験演奏会♪ 総勢25名による大合奏です!
鼓面の端を叩くと高い音が、中央付近を叩けば低い音が出るということを教わった参加者たち。遊唄さんの掛け声に合わせ、そうした音を組み合わせながら強弱を付けて演奏すると…太鼓の音が波の音ようになって会場に響き渡りました。
2児のパパでもある、打楽器奏者の遊唄さん。
日頃からつくば市内の保育園や小学校を訪問してこうしたコンサートを開いたり、リクエスト制でジャンベのレッスンも行っています。
大学時代にジャンベに出合い、音楽留学も経験した遊唄さん。留学先のキューバやアフリカでは演奏者と聴衆の境目がないことを知り、帰国後は、誰もに自分自身で音を奏でる楽しさ、音に合わせて踊る楽しさ、心を開放する気持ち良さを味わってもらいたいと活動を続けてきました。
「楽器は、上手な人だけのものじゃない。自分が主役になって、ぜひ楽しんでもらいたい」と遊唄さん。
国際交流の盛んなつくばで、年齢・性別・国籍を越えて一つになれる、そんなジャンベの魅力、アフリカンダンスの魅力をこれからも伝えていけたらとのことでした。
以上、あらためて音楽やダンスは最高のコミュニケーションツールだなあと感じた、特派員TAKAKOのレポートでした☆
ジャンベ教室・コンサートの日程など、詳しくはHPをご覧ください。