みなさん、こんにちは。つくばスタイル特派員のしらゆきです。
先日、つくば市平沢にある平沢官衙(かんが)遺跡にて新春恒例の芝焼きが行われました。ただ芝を焼くだけではなく、その年にちなんだ言葉が焼け跡から芝文字となって現れると聞いてさっそく出かけてきました♪
平沢官衙遺跡は、筑波山のふもとにあり桜の名所としても名高い北条大池のすぐ北側にあります。
奈良・平安時代の常陸国筑波郡の郡役所跡と想定される遺跡で、現在は歴史公園として整備されています。
この日は朝から快晴で、暖かい日差しが心地良いお出かけ日和。地元の子どもたちからご年配の方まで、たくさんの人で賑わっていました。
芝焼きの後には、文化財防火デーにあわせて消防訓練も行われることになっています。会場に向かうと、すでに消防車も待機済みでした。
スタッフの方のお話では、火入れから30分ほどで芝が燃え尽き、文字が現れるそう。今日は風があまり吹いていないので、例年よりは時間がかかるかもしれないとのことでした。
火入れは10時から。芝生の近くでは、地元の子どもたちが火入れのお手伝いでスタンバイ。
最近はたき火や野焼きをすることも少なくなったので、子どもたちにとっては貴重な体験ですね。
スタッフの方の合図で一斉に芝に火がつけられます。
これだけの広大な芝生を完全に燃やすのに、1時間くらいはかかるだろうと思っていました。でも、予想以上に火の勢いがじわじわと増していきます。
初めは小さかった炎がだんだんと芝を焼き尽くしていく様は、まるでドミノ倒しのよう。茶色だった一面の芝生は、あっという間に黒々と変化していきます。
白い煙の中、文字がはっきりと現れてきました。
今年の言葉は「ジオパーク」!
筑波山地域が日本ジオパークに認定されたニュースは、記憶に新しいですね!
例年通り、30分ほどで芝は完全に燃え尽きました。
芝焼きの後は消火訓練や和太鼓の演奏があり、来場者に豚汁が振る舞われるサービスも。
先着200名にプレゼントされた古代米ですが、私が到着したときはすでに終了…。来年は必ずゲットするぞ!と心に誓いました。
ここは、総延長180kmのサイクリングコースとして整備されている「つくば霞ヶ浦りんりんロード」から近いということもあって、自転車で来場されている方も目立ちました。
青空の下、名峰筑波山や古代のロマンを感じられる平沢官衙遺跡を見ながらのサイクリング、気持ちよさそうですね~!
以上、しらゆきがお届けしました。
平沢官衙遺跡歴史広場 つくば市平沢353