どうもこんにちは、伊藤です。
本日(12/14)はつくばで開催されております、
Asia-Oceania Algae Innovation Summitに来ております。
今回NHKさんの報道でも周知されております通り、
http://www.nhk.or.jp/news/html/20101210/k10015764781000.html
この会場にて、
『非常に効率よく油を作る藻の仲間』の発見の詳細な発表が予定されております。
現在化石燃料が枯渇する中で、
世界各国では、
今までのようにただ油田を掘るだけではなく、
自分たちで植物やその他の生き物から燃料を作ろうと、
日夜研究が行われております。
その代表例がトウモロコシやサトウキビを使って、
バイオエタノールを生産するというものでして、
皆さんご存知のように日本においても研究されております。
ところがトウモロコシ等で燃料を作れば、
人間の食料や家畜などのえさを奪ってしまう点や、
コストが掛かりすぎてしまう事、
また電力供給や燃料などに使う油を作る為に、
土地が大量(日本の面積の何倍も)に必要である、
といった問題がありまして、
なかなか実用化するのは難しかったのです。
しかしながら、今回発見されたこの藻の仲間の登場によって、
そうした問題が解決されるかもしれません。
いずれはなくなってしまう化石燃料、
その問題を解決する鍵になるかもしれないものが、
つくばの研究者によって発見され、
つくばでお披露目されるんです。
今までは石油を輸入してきた日本ですが、
将来的にはこの藻の仲間を使って産油国になれる日が来るかもしれませんね。
夢のある話です。
ちなみにその藻の仲間の名前はAurantiochytriumといいまして、
そのうち巷で話題になっているやも知れませんので、
是非是非覚えて頂けたら幸いです。
それでは、今から発表を聞いて参ります。
<文責:伊藤>