みなさん、こんにちは。つくばスタイル特派員のしらゆきです。
国内最大の研究学園都市として有名なつくば市。
そのつくば市で「科学と環境のフェスティバル」が2日間にわたって開催されました。
子どもから大人まで楽しめる、科学と環境についての催しが同時に開催されるというこのイベント。
科学に興味を持ち始めた息子と一緒に、遊びに行ってきました。
会場となったのは、つくばエクスプレス(TX)つくば駅から徒歩約10分の場所にある「つくばカピオ」と、それに隣接する大清水公園です。
1996年にオープンした「つくばカピオ」は、つくば市にあるイベントホールです。室内スポーツや催事などに利用できるアリーナ、演劇やダンス公演が可能なホールなどの施設が併設されています。
つくば市で開催されるイベントの多くが、この「つくばカピオ」を会場としており、市民にとっては馴染みのある場所です。
「つくば科学フェスティバル」は、市内の小中学校・高校・大学・研究機関などがブースを出展し、研究者や学校教職員、子どもたちによる科学実験、工作・観察などの体験を通して、科学をさまざまな角度から楽しむことができるイベントです。
会場では、出展者ごとにブースに分かれ、実験や工作が行われていました。各ブースごとの工夫がみどころで、戦隊ヒーローのような格好をした人もいれば、白衣を着た科学者のような人もいたりと、何やらおもしろそう。
科学というと、ちょっと難しそうなイメージがありますが、「みんなに興味を持ってもらいたい」という気持ちがどのブースからも伝わってきます。
整理券が配布されているところもあり、時間を有効活用することができます。
わが家は「産業技術総合研究所」の整理券をゲット♪紫外線が当たると色が変わるビーズを使った、ストラップ作りに挑戦しました。
紫外線の特殊なライトを当てると、真っ白だったビーズがピンクや紫に色が変わっていくのがわかります。
解説を聞いた後、スタッフの方の丁寧な指導の下、ビーズをつなげていきます。
自分の不器用さを悔いつつも、15分ほどで何とか完成できました!
会場内で「チリメンモンスターを探してみませんかー?」と元気にアピールして回る子どもたちに遭遇しました。
これは、つくば市立竹園学園の「チリメンモンスターを探そう!」のブースの宣伝。
ちなみに「チリメンモンスター」とは、食卓に並ぶ「ちりめんじゃこ」の中に混ざっている、小さな魚や生き物たちのこと。
このように、自作のポスターを手にして、自分たちの学校のブースのPRも子どもたちが自分で行っているのです。
小学生が自分たちの手で盛り上げていこうという志の高さを感じました!
筑波学院大学のブースでは、レゴで作られたロボットの車をタブレット機器を傾けることで動かす体験ができました。
「このロボット、レゴのブロックでできてるんだね!」と息子は興味津々。
タブレット機器を手前に倒したり、左右に傾けたりすることで、ロボットを前進や後退、左右のターンをさせることができます。
息子は初め操作に戸惑っていたものの、慣れると面白くなってきたようで、最後はラジコンのように自由に操れるようになっていました。
会場の奥にある白いドームのようなものは、「つくばエキスポセンター」の移動式プラネタリウム。
秋の星座のプラネタリウムを約20分間、楽しめます。
以前に小学校の体育館で実施された移動式プラネタリウムを経験したことのある息子は、「また見たい!」といってドームの中へ。詳しい解説付きで、秋の星空を楽しんできたようです。
未就学児から小学校低学年の小さな子どもたちも大勢訪れていたこのイベント。
身近なテーマから最新の科学に触れたり、新たな発見をしたりして、みんな目を輝かせていました。
科学の楽しさを小さな頃から知ることができる環境が整っているのも、つくば市の魅力のひとつです。
外の大清水公園で行われていたのは、「つくば環境フェスティバル」。
これは、つくば市や企業、大学などが取り組んでいる環境対策を知ってもらおうというものです。
環境やエコ、リサイクルなどについての取り組みを知ることができます。
つくば市環境課が出展していた「ミニSLを走らせよう」のコーナーでは、自転車のペダルをこいで発電させて、その電力でミニSLを走らせていました。
大人が数人で一生懸命に自転車をこぐと、子どもたちを乗せたSLが走り出しました。
発電量も表示されるので、どれくらいの電力が発電されているのかがわかります。
つくば市のごみ処理場である「クリーンセンター」に持ち込まれた粗大ごみで、まだ活用できるものを希望者に無償で提供する抽選会も開催!
プラスチック製の大型収納ケースやスチール製の整理棚、ソファなど提供品の種類はさまざま。粗大ごみだったとは思えないほどきれいで、どれもまだ使えるものばかりです。
そして、抽選会の時間になると、テント前は結果を待つ人たちで大混雑。
ひとつのものに対して、50名近くの希望者があったものがあり、見事当選を引き当てた方には会場から拍手が贈られていました。
「科学と環境のフェスティバル」はブースの数も多く、とても充実した内容となっていました。
小中学生や高校生、大学生といった若い世代が中心となって積極的に盛り上げていることがこのイベント最大の特長です。
次回はじっくりと時間をかけて訪れたいと思ったイベントでした。
以上しらゆきがお届けしました。