どーも、ヤギッチです♪
前回に引き続き、つくば輝翔学園谷田部中学校で行われた小中一貫教育研究推進校研究発表会をご紹介いたします^^
さまざまな公開授業が行われましたが、前からずっと気になっていた「ビブリオバトル」を見学してきました!
ビブリオバトルとは、発表者がそれぞれ読んで面白いと感じた本をプレゼンテーションし、参加者全員でどの本が一番読みたかったかを投票。一番票を集めたものが「チャンプ本」となるというもの。
この授業は、谷田部中の7年生(中学1年生)と9年生(中学3年生)が合同で行いました。
7年生は、発表者の表現の工夫について注意しながら耳を傾け、自分の意見との共通点や相違点などをまとめる。9年生は、発表者の表現の工夫を評価しながら聞き、自分の考えに生かす、ということを目的とした学習です。
すでに各学年で予選を行っており、公開授業では代表8名による準決勝から始まりました。
まずは小グループに別れ、7年生の発表者は9年生に向けて、9年生の発表者は7年生に向けて、プレゼンテーションを行います。
学年の異なる人たちにプレゼンテーションすることで、投票に人間関係が影響せず、客観的な観点で評価されるようになっています。
この授業では3分間プレゼンテーションをし、質疑応答を1分行ったあと、どの本を読みたいのか投票を行います。
各学年の代表者1名が選ばれ、決勝は両学年の前で行いました。
大勢の前での発表…しかも今日は学校外からの見学者も多くて、緊張感倍増です!
私は自分が発表者だったら…と考えるとヒヤヒヤものでした。
最終的には9年生が発表した「アルジャーノンに花束を」が、チャンプ本に♪
その9年生はプレゼンで、ジャニーズの山下智久さん主演のドラマの話をしていましたが、私はユースケ・サンタマリアバージョンしか見てない…ジェネレーションギャップ!
発表者は実際に読んだ本を持ちながら行いました。
中には読んで感動した場面のページをめくりながら説明している生徒も。
その方が聞いている側にとっては、発表者の想いが伝わってきますね。
発表者は「いかに聞かせるか」という工夫を行います。
どう共感したか自分の生活と小説との共通点を挙げたり、聞いている人に疑問を投げかけたりなど、その工夫に私もどんどん引き込まれました^^
この他にも声の大きさ、言葉のスピードなどにも細心の注意を払っているのが伝わってきました。
私も面白いと思った本を人に勧めることがありますが、上手に勧めることができません。
最終的に「まぁ、とにかく読んでみてよ!」と半ば強引に貸したものの読まれず、そのまま何年も貸しっぱなしの本が多数あります(^^;
相手に自分の思いを伝えるというのは、意外と難しいです。ましてや、相手の気持ちを動かすようなプレゼンはもっと難しい。
「グローバルな人材を育成する小中一貫教育」が今回の研究発表会の主題でしたが、こういった授業を通じて培ったプレゼンテーション能力は、大人になっても役に立つばかりか、国際社会でも堂々と意見を言える日本人として世界へ羽ばたける人間育成に大いに貢献していると思いました。
以上、「天才柳沢教授の生活」全巻が返ってこないヤギッチがお送りしました♪