どーも、ヤギッチです♪
今日は、TX研究学園駅から車で10分ほどの場所にある「バッハの森」で行われた素敵なワークショップを取材させていただきました^^
「バッハの森」とは、バロック音楽を楽しみながら学ぶ私塾です。
バロック音楽の象徴とも言える作曲家は、「音楽の父」と称される、「バッハ」。
バロック音楽とは、西暦1600年~1750年くらいにヨーロッパで作られた音楽のこと。
大きく分けて、オペラなどの劇場音楽、礼拝で歌われる教会音楽、貴族の屋敷などで演じられた音楽やコンサートなどを代表とする室内楽の3つのジャンルに分けられます。
バッハの森では、そのバロック音楽を合唱、オルガン、ハンドベル、クラヴィコード、チェンバロなどの楽器を通じて学びます。
その際、聖書を読むことがありますが、宗教団体ではないので、あくまでも音楽的観点から聖書を学ぶのだとか。…内容は、音楽大学と変わりませんね!
ましてや、チェンバロやクラヴィコードなどは普通、触れることもないまま一生を過ごす人も多い楽器でしょう…貴重な学びの場です!
さて、取材させていただいたワークショップは2部構成になっていました。
午前の部は、ハンドベルの演奏と高さ10メートルの天井までとどきそうな大きなパイプオガンと一緒に合唱をしました。
会場となった「バッハの森記念奏楽堂」は、まるで教会のように音が響く場所。
そこでハンドベルの練習を、子どもから大人…男性も女性も一緒になって練習していました^^
これが、意外と難しそう!
2人~3人同時に音を出すことも多く、息を合わせることが必要。
主旋律の音の人は大きな音を出さないといけません。
しかも、1人で2音~3音担当があるので、どのベルをいつ奏でるのかややこしそうです。
構える際に音を出さないようにしないといけないし、間違って音を出してしまったら、不協和音が響き渡ります…すごいプレッシャー(笑)
それでも何とか息を合わせ、1曲を通して演奏することができました^^
参加した人たちは「難しくて、時間が経つのがあっという間でした。もっとやりたい」と口々に感想を述べていましたよ♪
奏楽堂は本当に音が響くので、演奏していても気持ち良いと思います^^
午後の部は、パイプオルガンとチェンバロのレッスン。
ここにあるパイプオルガンは、ドイツのユルゲン・アーレントが建造したバロック様式のオルガン。
日本に3台しかなく、実際に音を奏でているのは東京・東久留米の聖グレゴリオの家と、ここの2台のみだそうです。
1206本のパイプがあります。
鍵盤は上下の2つの手鍵盤が上下2段あり、それとベース音となる足鍵盤の3つ。
その脇には「ストップレバー」と呼ばれるドアノブのようなものがあり、これを引いたりすることで、トランペットやコルネットなど様々な音色を奏でます!
演奏してる方の様子を拝見しましたが、右手を上鍵盤、左手を下鍵盤、さらに両足を足鍵盤で演奏しないとならないので、もう常に動きっぱなし!
その動きは、同じ鍵盤を弾くピアノというよりも、ドラムのような動き。
…これはやらなくても難しいということが、分かりました(笑)
チェンバロの音色は、いかにもバロック!という感じがして、個人的には好きでした^^
ピアノと比較すると、ピアノは弦を叩いて音を出しますが、チェンバロは弦を爪で弾いて音を出します。
そのため、どんなに強く鍵盤を押しても、一定の音量しか出ない楽器なのだそうです。
演奏にメリハリをつけるためには、ゆっくり鍵盤を押したり早く押したりして調整します。
演奏をした中学生に話を伺うと、ピアノとは鍵盤のタッチが全く違うそうです。
「ひっかかるというか…表現が難しいですが、爪で弾いているのが指先からわかるような気がした」とのこと。
演奏してみないとわからない感想ですね!
バッハの森では、こういった他ではなかなか体験できないようなワークショップや演奏会を定期的に開催しています。
こちらのHPをチェックしてみてくださいね♪
バロック時代の音楽は、音色が実に優雅!
貴族気分を味わえます(笑)
今回私は、聞くだけでしたが、機会があれば実際に演奏してみたいな…と思いました。
以上、ピアノで最後に練習した楽譜が「バッハインベンション」のヤギッチがお送りしました♪