どーも、ヤギッチです♪
山は「西の富士、東の筑波」といわれるように、川は「西の吉野と東の桜川」と称されているのをご存知でしょうか?
この「東の桜川」は、つくば市の北に隣接する桜川市の鏡ケ池を源流として、つくば市を通り、霞ケ浦へと流れ出る、利根川水系の1級河川です^^
つくば市ではおよそ10年前から桜川の自然を学ぶため、桜川漁業協同組合主催で桜川流域の小学校を対象に課外授業を行っています。
川のせせらぎが聞こえる自然の中での授業…とても良い感じです♪
教科書で学ぶだけでなく、実際の環境を目で見て、身体で感じることができますね。
つくば市の小中学校の授業は、科学や自然のことまで幅広いジャンルを「体験」できる点が、とても優れていると思います。
今回は、つくば紫峰学園から「筑波小学校」「小田小学校」「田井小学校」、つくば百合ケ丘学園から「菅間小学校」「田水山小学校」、さくら学園から「栗原小学校」の計7校の4年生を対象に、桜川市稚魚放流および魚捕り体験の授業が行われ、およそ50キロのフナを放流しました^^
フナを初めて見て、触ろうとする子どもたちに、待ったをかける先生。
「魚は36℃以上の温度で触ると、火傷しちゃうから!手を川で湿らせて、冷たくしてから触ってください」
魚も火傷するんだ!とみんな驚いていました^^
その後、投網による魚捕り。桜川にどんな魚がいるのか、実際に捕獲して検証しました。
桜川にはオイカワやモロコ、ワカサギなどの小魚はもちろん、うなぎもいるのだそうです!これには児童も「うなぎ?ナマズじゃなくて?うなぎ?」と興奮 (笑)
その後、外来魚についての学習です。
写真の魚はアメリカナマズ…チャネルキャットフィッシュとも呼ばれ、特定外来生物です。
特定外来生物は、生きたまま公道を走らせることは法律違反。もちろん家で飼うことも禁じられている生き物で、違反すると罰則が与えられます。
生きたアメリカナマズを実際に見る…川でしかできない授業ですね。
アメリカナマズは放流したフナなど、成魚・卵なんでも食べ、カエルも丸のみしてしまうのだとか。鋭いヒレは刺さったらなかなか抜けず、エラも勢いよく開いたり閉じたりするので、大人でも指が挟まると一大事。不用意に手を伸ばして怪我をする人も多くいます。
この他、桜川にはブラックバスやブルーギルなどが生息。
桜川漁業協同組合では、そんな生態系を変化させる特定外来生物を捕獲しています。
「捕まえた魚はどうするの?」という児童たちの疑問に「殺して埋めてしまうか、フライにして食べてたかな?」と漁業組合の方。
特定外来生物はもともと、日本が食糧難だった頃に食用として海外から持ってきた生物。
食料として重宝された時代もあったようですが、運送技術などが発達し、昔食べられなかった海の魚がつくばエリア近辺でも新鮮に食べられるようになってアメリカナマズなどの需要は激減。そうしていく内に、川の中でどんどん増えていったそうです。
「俺ら人間が悪いんだよ」と漁業協同組合の方のお話に、児童も神妙な顔をしていました。
気分を明るく漢字あてクイズ!
「泥魚」と書いてなんと読む?
うぅ…分からない!
私が考えていると、子どもの声で「どじょう!」と自信に満ちた声。
なんと!!わかる子がいるんですね!すごいな…。ただ、ただ、感心!^^
青空の元、環境に関する授業。
自然については、実際に身体で感じることが何よりも学びになりますね♪
以上、子どもの頃、川で投網で鮎捕りをしていたヤギッチがお送りしました♪