皆さん、こんにちは!TAKAKOです。
農産物が豊富なことで知られる、農業大県茨城。
中でもつくばエリアは県内有数の米どころであり、お米はスーパーではなく近隣農家と契約して玄米で購入しているという家庭もあるほど米農家さんは身近な存在です。
精米したてのお米の味は格別。土鍋で炊いておこげができたごはんはわが家のごちそうです(^_−)
特派員がやってきたのは、TXつくば駅から車で約20分、筑波山と宝篋山(ほうきょうさん)を一望することのできる絶景ビュースポット、つくば市北太田地区。
周辺には、徳川3代将軍家光が整備した筑波山への参詣道「つくば道」の起点となっている北条の街や、現在放送中のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の“13人”のうちの一人、八田知家が築いたとされる「小田城」(城跡)があり、一帯はつくばの歴史を肌で感じることができるスポットでもあります。
そんな歴史ある地区で、耕作面積おおよそ70ヘクタール、700,000㎡に及ぶ広大な田を有し、長年米作りに励んでいる「農業生産法人 関農産」を訪ねました。
関農産が栽培するのは、オリジナルブランドの「小田北条米」。
40年ほど前から有機肥料を用い、減農薬栽培で米作りをしています。
特派員は市内の農産物直売所でこちらのお米に出合い、以来たびたび利用するように。
以前ブログで紹介した、行列ができる人気店「ステーキ食堂 肉の番人」(つくば市筑穂1-1-13)で、お肉だけでなくお米もおいしいと評判になっているのも、実はこちらの小田北条米なんですね。
小田北条米は、農薬や化学肥料を削減するなど一定の要件を満たして生産されたものとして、茨城県の「特別栽培農産物認証」を受け、つくば市においても「特別栽培農産物」として推奨されている安全・安心なお米。筑波山麓の豊かな自然が育む良質な水と土壌、そして生産者の長年に渡る努力が確かな品質の米を生んでいます。
甘みがあり、食味に優れた王道の「コシヒカリ」。
もち米に近い食感が特徴の「ミルキークイーン」。
そして、粘りが強く、味がさっぱりとしているのが特長の「姫ごのみ」は冷めてもおいしいのでおにぎりにぴったりのお米です。
ほかにも、もち米「満月餅」を使った完全無添加の自家製餅は、軟らかくて特派員おすすめの品です。
茨城弁で「なめこかっぺ!」というキャッチフレーズが付けられた関農産の切り餅。どれも「なめこい」=「なめらか」で、もち米特有のぼつぼつした感じが全くしない、とっても軟らかなお餅なんですね。
シンプルな白い切り餅は、250℃のオーブントースターで2分半ほど焼けばぷっくり♪ 頬張ると、まるでつきたてのお餅のように伸びてびっくりしました!
ごはんのおこげが好きな人には「玄米餅」(写真右)がおすすめという関社長。焼いた玄米の香ばしさと醤油が相性抜群なんですよ。
「海苔餅」は、磯の香りがして、醤油などを付けずにこのまま食べてもおいしい一品。数種類がセットになっている「餅の詰め合わせ」は贈答品にしても良さそうですね。
米のほか、小麦や大豆の栽培も行っている関農産。
1月~3月に田んぼの耕作を終え、4月~5月には田植え。
6月~7月は小麦を刈り取り、7月~8月は大豆の播種(はしゅ)、田んぼの草刈りや追肥をして、9月~10月に米の収穫となります。
秋には小麦の播種、冬は餅の加工と、休むことなく続く農家の仕事。いろいろと苦労が多いイメージがある農業ですが、幸いなことにこの北太田地区における農業の担い手は少なくないそう。
この春も、都内から新卒の社員が入社予定とのことでした^^
先代、先々代の米作りを見て育ち、22歳から本格的な米作りに携わった関社長。
小さい頃は「どうしてうちだけ休みがないんだろう?」と不満に思ったこともあるそうですが、今では親世代の感覚と若者の感覚の、どちらの気持ちも理解できる分、良い商品を作りつつ働きやすい環境にもしていくことが大切と、後進の育成にも尽力しています。
小田北条米は、「みずほの村市場」や「えるふ農国」といった農産物直売所で販売されているだけでなく、関農産のホームページからオンラインで購入することもできるとのこと。リピーターさんが多いという関農産のお米、そしてお餅も、ぜひ一度ご賞味くださいね!
以上、特派員TAKAKOのレポートでお伝えしました♪
【農業生産法人 関農産】
https://www.sekinosan.co.jp/
茨城県つくば市北太田604番地の3
TEL:029-867-2980