こんにちは、つくスタ特派員のサヤです。
汗ばむ日が続き、夏の訪れを感じるこの頃。
「つくばの夏」といえば、忘れてはいけないのがブルーベリー!
「ブルーベリーシティ」を宣言するつくば市は、日本有数のブルーベリーの産地です。市内には栽培だけでなく、ブルーベリー狩りを楽しめる観光農園も多く点在しています。
ブルーベリーの旬は6月から9月。
この季節を待っていました!とばかりに、ブルーベリーに目がないわが家の子どもたちと訪れたのは「つくばブルーベリーゆうファーム」です。つくばエクスプレス(TX)つくば駅から北西に車で15分ほどの所にある、リピーターの多い人気のブルーベリー農園です。
受付を済ませ、鳥よけネットをくぐると目の前に広がるブルーベリーの木々。
こちらには、50品種・約1500本ものブルーベリーの木があるのだそう!
目の前の木々を見てみると、コロンとしたフォルムが可愛いブルーベリーがそこかしこになっていました。
たわわに実る果実とはまさにこのこと!
私が訪れた6月中旬はハイブッシュ系のブルーベリーがなっていて、そこから徐々にラビットアイ系へと実る品種が移り変わるそう。ここでブルーベリー狩りが楽しめるのは8月いっぱいまでとのことです。
酸味と甘みのバランスや、粒の大きさなど、同じ果実とは思えないくらい味の異なるブルーベリーが50種類もあるので、自分好みの味の実を見つけるのはまるで宝探しのよう!
さらに生のブルーベリーは冷凍や加工されたものと比べて、どれも本当に風味が豊かで、口に入れたときのプチっとはじけるような食感がたまりません!
驚くほど甘いブルーベリーや、小粒だけど味が凝縮されているものがあったりして、子ども達と一緒になって、ワイワイ好みのブルーベリー探しに没頭しました♪
他の果物狩りとは違い、ブルーベリーの木は背丈が低く、小さな子どもでも自分で簡単にとって食べられるので終始楽しそう。皮をむく必要もないので、親も楽でした(^▽^)/
夏の暑さの中、「これは甘いかな?酸っぱいかな?」と想像しながら摘んで食べるブルーベリーのおいしさときたら!そのフレッシュさに暑さを忘れてお腹いっぱい食べて、大満足でした!
つくばブルーベリーゆうファームの代表、大年さんにお話しをお伺しました。
なんと大年さん、東京ご出身で農業とはまったく無縁だったとのこと。旦那さんも同じく東京のご出身で、現在も会社勤めされているそうです。
「子どもが大きくなって時間ができ、何かないかなと探していたときに目に留まったのが、つくば市で行われていた週末農業体験だったんです」と大年さん。
大年さんは農業に触れていくうちにその楽しさに魅了され、その時期にブルーベリーと出合い、様々な経緯から農園を引き継ぐことになり、8年前に東京から移住されたそうです。
東京を離れるのに不安はなかったですか?と尋ねると、
「ここから見える広い空がとても気に入ったんです!つくばは、のどかな場所もあれば、中心部のように賑やかで都会的な場所もある。お店はそろっているので買い物に困る事もない。しかも約1時間で都内に行けるので、今でも頻繁に東京に遊びに行ってるんですよ。なので、移住!というほど重くは考えてなかったですね」とつくばの魅力について語ってくれました。
ブルーベリー作りについては、今でも毎日勉強と話す大年さん。
最初は虫を見るだけでもキャーとなっていたのが、大切なブルーベリーを守るためならと朝早くから虫取りや草取りに奮闘しているそうです。
「フレッシュなブルーベリーのおいしさをたくさんの人に知ってもらいたくて。小さい子にも安心して食べてもらいたいから、無農薬にこだわっています。そうしたら、採ってそのまま口にしてもらえるでしょう」と。
暑さや寒さの中、力仕事も多い農業ですが、訪れてくれるお客さんの楽しんでいる姿や喜ぶ姿をみると全て報われる、と底抜けに明るい笑顔で話す大年さんが印象的でした。
手間暇かけて大切に育てられたブルーベリーは、そんな大年さんの期待に応えるかのように生き生きと実っていました。
丹精込めて作られた夏だけの特別な甘酸っぱい味。ぜひ堪能してみてはいかがでしょうか?
以上、自分のお気に入りのブルーベリーの木に会いに行くのが楽しみ!なサヤがお届けしました(‘◇’)ゞ
【つくばブルーベリーゆうファーム】
住所:茨城県つくば市百家661-3
電話:080-5099-0099
URL:http://oandc-blueberry.com/