こんにちは、みやです。
タイトルは、なんだか昔に読んだ絵本にあったような言葉ですね。
あるいは、「小さい秋、小さい秋、小さい秋みーつけた」の唄の
中の歌詞ともとれますね。
今回は、「見つける楽しみ」がテーマです。
季節の移り変わりは、徐々に進んで行くのか、はたまた一気に
進んでしまうものなのでしょうか?
気がついたらこんなおいしそうなものが足元に転がっているでは
ありませんか。
大粒で、きれいな形です。
まさに、絵に描いたような栗!
誰かが手入れしている訳でもない、駐車場脇の栗の木からの
贈り物です。
この栗を見つけたのは、地元の小・中学生と、土壌生物が沢山
生きていそうな土壌を探している時でした。
つくばには、私が大学一年生の時から参加させていただいている、
『サイエンス・キッズ』というグループがあります。
この『サイエンス・キッズ』には、つくば近辺の小・中学生がいて、
週末に、自分の興味と照らし合わせて色んな体験をすることができ
ます。
ある時は、オリガミを使って数学的な発見をし、またある時には
生き物とふれあったり、科学のニュースに目を向けたりと、様々な
企画があります。
今回は、「落ち葉の中の小さい虫たち」という企画で、自分たちが
いつもは踏んでしまっている落ち葉の下の生き物を観察しました。
そのままごっそりと落ち葉や土を持ち帰ってそのまま見るのも
いいですが、肉眼では観察しにくい小さな生き物や、たくさんの
落ち葉に隠れた生き物まで見つけるのは至難のわざです。
そこで、生き物の特性(乾燥してくると生き物の多くが下へと
移動していく)を利用したツルグレン装置をみんなで手作りし、
効率よく集めて観察しました。
実際には上の写真のようになっていますが、手作りツルグレンは
下の絵のようになりました。
本当は手作りしたものの写真を載せたかったのですが、
サイエンス・キッズのみんなと一生懸命つくっていて、
写真を撮ることを忘れてしまいました。
ごめんなさい。
この手作りツルグレンのザルの中に、集めた落ち葉や土を入れ、
葉などにあたらないように光を当てます。
すると、光を好まない生き物や、乾燥を好まない生き物は下の層へと
移動します。
最終的にザルの網までたどり着き、ザルの編み目より小さな生き物は
落下し、下にあるコニカルフラスコにトラップされるという仕組み
です。
ある子は、コニカルフラスコに明らかに肉眼で確認できるサイズの
生き物が多くトラップできて喜んでいたり、またある子は、肉眼で
確認できる生き物が見つけられず、しょげていました。
しかし、コニカルフラスコの中の物を実体顕微鏡で見てみると、
色んな生き物がいたようで、数分前とは別人のような顔をして
いました。
何かを見つけることで、生活がずいぶん変わることもあれば、
世界の見方も変わります。
つくばに住んで4年目ですが、もっともっと色んな発見をして、
面白い生活をしたいなと思います
<文責:みや>