皆さん、こんにちは!プロポーズの瞬間を夢見ていた頃が懐かしい、特派員のTAKAKOです♪
今回私が訪れたのは、大型ショッピングセンター「LALAガーデンつくば」から車で2分のところにある住宅街の一角。
都内やつくばなどで20年にわたってアクセサリーの製作にあたってきた若林真理子さんの店舗兼工房です☆
お店の名前は「Hedera-hue(ヘデラ・ヒュウ)」。
花言葉が“信頼・友情・永遠の愛”というツル性植物のhederaと、色彩学で用いられる色相環hue circleから名付けられました。
「Hedera -hue」では、ブライダルジュエリーをフルオーダーメイドできるだけでなく、カジュアルなアクセサリーまで全て手作りで製作。壊れてしまったアクセサリーの修理やリメイクも行っています。
お店の中には、古い馬車の部材を使って作られた木の椅子や、年季の入った木製の彫金机などが置かれ、まるでおとぎ話に出てくる森の小屋のような雰囲気。
金属の板をハンマーでカンカンと叩く音が、森の鍛冶屋さんのようでもありました^^
こちらでは時折彫金教室も開催されていて、真鍮などの金属を叩いてイヤリングを作ったり、本格的なアクセサリー作りの基礎を学ぶこともできるんですよ。
お祝いのシーンに欠かせないパールのピアスや、ヘデラの葉が美しく連なる金のピアス。
そして、天然石のドルジークォーツのピアスは、光に当たるとキラキラとしてとってもきれい!
普段は花より団子の特派員も思わずうっとりです。。。
ピアスホールを開けていない人でも付けられる、こちらのシルバー&淡水パールのイヤーカフは、イヤリングの金具の締め付けが苦手な人にもおすすめ。
また、リングとしても使用できるとのことで、高い機能性、デザイン性が人気です。
存在感はあるのに主張しすぎない、そんな美しさが乙女心をくすぐりますよね(^_-)
オーダーメイドの指輪作りにかかる時間は、おおよそ2~3か月。
まずはお客さんの具体的な要望を聞くところから始まりますが、中にはどんな風にしたいのか全くイメージが湧かないという方も。
そんなときには、お客さんとの会話の中で好きなものや取り入れたいものを聞き出し、既存の指輪なども参考に見てもらいながら進めていきます。
そうして、デザイン画を作成し、見積もりが終わるといよいよ制作へ!
まずは、ワックスと呼ばれる筒状のロウを削って指輪の原型を作り、石膏でその型を取ります。
そして石膏が固まったら中のワックスを溶かし出し、そこにできた空洞に今度は溶けた金属を流し込んでいくという手法で指輪を作っていくのだそう。
実際にワックスを削る作業を見せていただきましたが、緻密な作業に驚きました。
修理やリメイクのときには、特に緊張するというという若林さん。
思い出のジュエリーを娘さんへプレゼントしたいというお母さんからの依頼も多く、そんなときには大切な品を絶対に破損してはならないと、細心の注意を払って慎重に慎重に作業を行うんだそうです。その道20年というキャリアがあっても、決して慣れない、むしろ慣れてはいけない作業だとのこと。
形を変えてもずっと受け継がれていく―。それがジュエリーの魅力なんですね。
制作中は真剣な表情だった若林さんですが、実は3歳の男の子の育児に奮闘する、とっても面白いお母さんでもあります(*^-^*)
茨城県出身で、小さな頃から工作が大好きだった若林さん。
高校を卒業後、都内の専門学校で「メタルクラフト」を学び、その後自由ヶ丘にあるオーダーメイドジュエリーの会社に就職。そうして職人としての技術は上がったものの、よりクリエイティブなものづくりがしたいと願い、守谷の「ギャラリーとんぼ玉」での勤務を経て、2010年「つくば文化郷」内に初の店舗をオープン。2016年から現在の場所で創作活動を始めました。
お花やハーブに囲まれたお店の入り口。
ご近所さんから採れたばかり野菜をいただくこともあるという、のどかで、スローな眺めの中に「Hedera-hue」はあります。
彼女にプロポーズをするからと、一人で指輪を作りに来たお客さんが彼女と無事にゴールインしたとき―。
お客さんから「一生大事にします」と言ってもらったとき―。
そんな風に喜んでいるお客さんの姿を見ることが、若林さんの一番の喜びであり、励みにもなっているんだそう。
これからも身に付けた人が幸せな気持ちになる、そんなアクセサリーを作り続けていきたいそうです。
以上、くすんだ結婚指輪を久しぶりに磨いてみた☆特派員TAKAKOのレポートでお伝えしました^^
つくば市苅間1451-103
OPEN:10:00-16:30
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