先日母の実家に四拾九日の法要を済ませて参りました。
この歳にもなると一家の代表として、
こういった席に一人で行くようにもなるのですね。
時が経つのを感じます。
さて、法事に向かう際、
つくばエクスプレスに乗って東京に向かったのですが、
その際に感じた疑問について今回はお話しさせていただきます。
この電車に設置されているボックス席、
僕はどうも気に入っておりまして、
乗車する際はいつもそこに座るようにしております。
正確に言いますと、座っている間は少々気まずいのですが、
気がつくとなぜかそこに座ってしまっているのです。
こちらの座席、
例えば休日の朝などに行楽をなさる方向けに設置されていると思うのですが、
それ意外の時間帯はやはり通勤客が多く、
見知らぬ方同士で対面して座っている訳です。
行楽であれば浮かれ気分で正面の方とお話する事もあるでしょう。
しかしながら、見知らぬ他人と話す行為が少なくなった今日、
通勤・通学という日常空間に於いて、
その瞬間が訪れる事は滅多にありません。
にも関わらず、この座席、
やはりボックス席ですから、
互いに話しやすいように、対面する人同士の距離が近く、
かつ、目線が合うように作られております。
おかげさまで通勤時間帯は、
会話をする気分でもないのに、
否応無しに見ず知らずの方々の目線を感じてしまうのです。
この状況、やはり少々気まずいもの。
おかげさまで僕は大抵本を読むか携帯電話をいじるなどしてやり過ごそうとするのですが、
なんだか落ち着かない。
しかしながらこれがまた不思議なものでして、
通常であれば、次回は立つか、一般的な通勤電車の席に座ろうと腹に決める所ですが、不思議な事に、再びTXに乗る際はそんな事を全く考えずに、
ついついボックス席へと足を運んでしまうのです!
なんとも不可解な行動ですから、
こうしてうんうんと唸って考えておりまして、
例えば「前に美人な女性が座って来ないかしら」と、
助平な考えなどございましたら、
「あぁ成る程、それでか。」と、
すっかり合点が行く訳ですが、
おかげさまで研究対象の微生物が現在の伴侶ですから、
そういった理由でもないようです。
本日もTXを利用する事になるのですが、
きっとまたいつものようにボックス席に座り、
その理由を考えて悶々とする事になりそうです。
皆さんも同様の事をしていませんか、
理由を存じている方は、是非是非教えていただきたいものです。
それでは本日はこの辺で。
<文責:伊藤>